クソ親父は神親父なのか?

こないだの、ヨシロウ爆切れの日の夜に

私はなぜか沸々と怒りが湧き

「マジこいつ」ってなって寝れなくなっていました。



何に対してイラついてるのかというと

なんで、こいつはこんなにワガママなんだ

なんで、自分のことしか考えられないんだ

なんで、こっちが尻拭いしないといけないんだ

こっちは良かれと思ってやってるのに!

なんで、自分だけ我慢してると思ってるんだ!

って私の中で叫んでいた。




ここまで「怒り」の感情が出るってことは

私の中に何かがあるなって思った。



自分だけ我慢してると思うな!って言葉って

私も我慢してるのに!お前も我慢しれよ!

ってことだよなと。



我慢しないように〜

自分を大切にしよう〜

と思っているはずが

怒りから咄嗟に出た本音は

「私もこんなに我慢してるのに!」だった。



私はこんなに我慢してるのに

私はこんなに気を使ってるのに

私はこんなに犠牲にしてるのに



そんな言葉が浮かんで

あぁ、自分が勝手に禁止してることを

ヨシロウが目の前でやったから

私は自分の怒りに触れたんだなとなんとなく感じた。



でも、生理前も相まって

なかなかスッキリ怒りが消えなくて

でも、だって、そうは言ってもと

拗ねた子供みたいになっていたので

自分を観察しつつ

今できる機嫌とりをしようと思い

美容室に行って髪を切ってきた。



物理的に離れて、1人の時間を作ったのが

かなり頭が冷静になったみたいで

怒りが鎮火しつつあった。



あつしさんに迎えられて

家に帰ってきて

3人でなんとなく話をしてたんだけど


ヨシロウって

誰かの「これやりたい」に全く反対しない。


義父さんのこれ使っていい?とか

義父さんのお金でこれ買っていい?

とか冗談で聞いても詳細を聞く前に

二つ返事で「いいよー」なんだよね。



何も心配してないというか

「お前が自分で決めたんだろ?やってみろ〜」

って笑って言ってるんだよね。



え、すごい。

すごすぎる。



それを見て、振り返ってみた。


減塩注意しないと

またこれ食べたでしょ!

コーヒー飲み過ぎだよ!



私たちは良かれと思ってやってたけど

禁止、禁止、禁止を言いまくって

ヨシロウは我慢できずに爆発した。


そら、爆発するよな。

と思った。





あれこれダメダメ言うの嫌だったけど

お義父さんの身体のため、生活のため

心配もあって言ってたけど

自分がヨシロウの立場なら絶対嫌なのに

「仕方ないじゃん!」と思いつつ

自由に自分勝手に生きるヨシロウに

かなり嫉妬してたんだと思う。



ヨシロウは

自分に自分勝手を許してるから

人の行動に「いいよー」とか「やってみろー」って

笑って言えるんだろうなって思った。


そこに、変なのがないんだよ。

もし、進んだ道で失敗したとしても

「な、言っただろ?」みたいな邪悪さがない。


私はある。めっちゃある。

心黒すぎて引く。



そうゆうスッキリした

表も裏もないのいいなと思った。



素直に応援できるのっていいなぁと思った。




と思った途端

怒りが一切湧かなくなった。

これが浄化かと思います〜。




そして、私たちのハラハラをよそに

ヨシロウはコーヒーを飲みたいだけ飲み

食べたいだけ食べております。




考えてみれば、

人にあれこれ禁止する権限もないので

禁止するのを一切やめました。



やっぱり、自分の感情が強く出るのって

自分を知るタイミングだと実感するのでした。




クソ親父は、神親父なのかもしれない。


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